盆栽でも苔玉でもない、いにしえの魂を宿した新しい植物のかたち
日本人は自然を軽やかに生活に取り込みそれを美しい意匠としてデザイン化することを極めてきました。いにしえの「美意識」は、私たちの中にも息づいておりそれは現代においても失われることはありません。自然をあるがままにデザインする、あるいは植物と共存しようという我々日本人のもつ「倭魂」に響く植物の活かし方の追及のもと天毬(てまり)は産み落とされました。